SSブログ
予防について ブログトップ

高血圧 その5 [予防について]

 国民の血圧水準に影響を与える要因は、食塩、カリウム、カルシウム、マグネシウム摂取量、肥満度、アルコール摂取量が依然として多い。1日あたり食塩3gの低下で、収縮期血圧1~4㎜Hgの低下が期待できる。

 国民の血圧水準がわずか1~2㎜Hg低下しても、脳卒中や心筋梗塞などの発症・死亡率に大きな影響があることが知られている。「健康日本21」では、我が国の疫学調査研究をまとめ、国民の血圧低下による脳卒中、心筋梗塞死亡率の低下の期待値を算出した。それによれば、国民の収縮期血圧水準2㎜Hgの低下で、脳卒中死亡率は6.4%の低下が期待できる。また、脳卒中志望者は9,000人程度減少し、ADL低下者は3,500人程度減少する。

高血圧治療ガイドライン2004より

疫学
疾病・事故・健康状態について、地域、職域などの多数集団を対象とし、その原因や発症条件を統計的に明らかにする学問。

ADL
日常生活動作・・・人が日常生活を送るための各人共通に繰り返す様々な基本的動作群


nice!(4)  コメント(5)  トラックバック(1) 
共通テーマ:健康

高血圧 その4 [予防について]

肥満度

我が国は、欧米先進工業国の中では肥満者の少ない国である。

しかし、肥満度の指標であるBody Mass Index(BMI, kg/㎡)は我が国の男性では年々増加している。

一方、女性では、50歳代まではむしろ低下している。

我が国の高血圧者の特徴は、かつては食塩摂取量が極めて多い痩せている高血圧者が多かったが、近年、男性では肥満を伴う高血圧者が増加している。

 米国では、1990年以降のBMIの増加は著しく、メタボリックシンドロームに伴う高血圧が大きな比重を占めてきている。

我が国ではBMIの平均は幸いにも23.5前後であり、平均が28以上もある米国とは大きく異なる。

しかし、我が国の男性では肥満にともなう高血圧が増加していると考えられる。

                                     高血圧治療ガイドライン2004より


nice!(4)  コメント(5)  トラックバック(0) 
共通テーマ:グルメ・料理

高血圧 その3 [予防について]

脳卒中・心筋梗塞の患者率を調査したWHOの共同研究(MONICA)では、35~64歳の脳卒中発症患者における28日以内の致命率は、集団によって異なるがほぼ30%前後である。わが国の脳卒中登録成績では、15%程度である。脳卒中病型別の致命率では、くも膜下出血が最も高く、次に脳出血16~24%である。脳卒中発症1年後の日常生活動作(ADL)の低下による要介助者の割合は、29~45%程度に認められ、寝たきり予防の観点から脳卒中予防対策としての高血圧対策は極めて重要である。

以上、「高血圧治療ガイドライン2004」より。

ちょっとずつですが、勉強しながら載せていくほうがいいかなと思いなおし、書きました。

高血圧も気をつけないとえらいことになっちゃうんですね。


nice!(5)  コメント(6)  トラックバック(3) 
共通テーマ:健康

高血圧 その2 [予防について]

高血圧について勉強したことを書いていきます。

肥満は高血圧を招き、動脈硬化を進行させ、心臓疾患を起こす危険を高めるそうです。
塩分の取りすぎは、血圧を上昇させる原因になるそうです。高血圧の改善のためには1日6g程度、多くても8g以内。高血圧でない人も、10g以内がよいそうです。

ってことは高血圧の人は1日小さじ1杯程度、普通の人は小さじ2杯程度ってことみたいです。塩分には食品に隠れた塩分もあるので、なかなか難しそうですね。
 

血圧が高い上に血中コレステロール値も高いと、動脈硬化の進行が早まるそうです。脂肪分の多い肉類やバターなどの動物性脂肪、鶏卵、また、魚卵や塩辛のように塩分もコレステロールも多い珍味類などは、摂取量を控えたり、続けて食べないほうが良いらしいです。

全部美味しいものばかり。ちっと辛いかも・・・。まずは続けて食べないようにすることから始めましょう。

 野菜やきのこ、海藻、豆、芋、果物は食物繊維やマグネシウム、カリウムのよい供給源だそうです。食物繊維は塩分を吸着し、マグネシウムには血管拡張作用、カリウムはナトリウムの排泄を促すそうです。
また、肉類でも赤身の肉、魚介、大豆製品、卵、乳製品などに多いたんぱく質は血管を強化し、魚介類はストレスによる血圧上昇を抑え、大豆にも動脈硬化を防ぐ作用のある成分が豊富だそうです。

食事はバランスよく食べましょうってことですね。

飲酒においてはアルコールを習慣的に取りすぎると、高血圧になる確率が高いことが知られています。

って私は知りませんでした・・・・。すいません。

肥満や高中性脂肪血症を招きやすく、動脈硬化に拍車をかけるそうです。(これは知っていました。)
適度のアルコールは善玉コレステロールの増加にもつながるそうで、日本酒なら1日1合(180ml)、ビールなら500ml以内が目安、週に2~3回休肝日を設けましょう。

つまり日本酒はコップ1杯程度、ビールは2杯程度ってことですね。
これはさすがに知ってました。

以上、これらはこの前紹介した『NHK出版 高血圧の食事』に載っていたことに私のコメントを付け加えながら書いてみました。


nice!(5)  コメント(6)  トラックバック(3) 
共通テーマ:グルメ・料理

サイレントキラー [予防について]

高血圧 その1

高血圧は患者さんの数がとても多い病気の一つだそうです。
その症状は自分では分からないらしく、放置してしまう傾向があるそうです。
長期にわたり高血圧が続くと、動脈がしだいに硬く厚くなり、心筋梗塞や脳卒中などの病気を引き起こす危険性が高くなるそうです。場合によっては死亡することもあるので、サイレントキラーといわれるそうです。
高血圧には二種類あり、病気が原因で起こる二次性高血圧と、原因がよく分からない本態性高血圧があるらしく、高血圧の大部分は後者だそうです。
これは、塩分の多い食事、肥満、喫煙、飲酒、ストレス、運動不足などの生活習慣と、遺伝、年齢、性別のどの要因が複雑に絡み合って起こるそうです。
治療に関しては薬も必要になりますが、重要なのは、やはり食事などの生活習慣の修正であり、高血圧の予防と治療には、食事の注意が何よりも重要だそうです。

こちらの本にそのようなことが載っていました。
最近購入した本です。

高血圧の食事―生活習慣病の食事シリーズ〈3〉

高血圧の食事―生活習慣病の食事シリーズ〈3〉

  • 作者: 斉藤 郁夫, 本多 京子
  • 出版社/メーカー: 日本放送出版協会
  • 発売日: 2004/12
  • メディア: 単行本


まだ、この本のレシピで作っていないので、お味のほうは分からないけど、もし興味のある方は購入してみてください。

カロリー別の朝、昼、晩で載っているし、季節の移り変わる時の各一週間分の献立つき(春~夏、秋~冬
)。また、高血圧に関してDrの解説付きです。


nice!(4)  コメント(6)  トラックバック(1) 
共通テーマ:グルメ・料理

ほどほど [予防について]

マクロビオティックの教室で知ったこと。

完全なる菜食主義(動物性を全く取らない人)は甘いものをやめないと危険ということ。
甘いものを食べるのだったら全く動物性を取らないよりか、魚を食べたほうが打ち消しになるからマシだということだった。
これも陰陽の関係らしいです。
何事もほどほどの方がいいのかも知れませんね。

あと、ずっと不思議に思ってきたこと。
正食では塩分をしっかり取りますが、高血圧の人は大丈夫?ということ。
料理教室で聞いてみました。
判明。
腎臓機能からくる高血圧は塩分は控えたほうがよくて、その他からの高血圧は塩分は普通でよいと教わりました。
医師の先生に質問。
「これって本当ですか?」
ということで、こちらも聞いてみることにしました。

先生の回答によると、塩分を控えなければならないのは、腎臓が原因の高血圧だけではないそうです。
要するに、塩分の強いものを食べると、体に水がたまりやすくなって血圧が上がる、ということです。


nice!(5)  コメント(10)  トラックバック(0) 
共通テーマ:グルメ・料理

むむむ・・・・・ [予防について]

昨夜焼いたチョコケーキがバカでっかくなったので、何故か納得がいかない・・・・

ところで、2006年01月28日に下記のような発表があったそうです。

心臓病予防「大豆に効果なし」 米の民間団体が研究結果
 心臓病や脳卒中の減少を目指す民間団体「米心臓協会(AHA)」の栄養委員会は、大豆たんぱく質や大豆の苦み成分イソフラボンを多くとっても、悪玉コレステロール(LDL)を減らすことは期待できないとする声明を24日付の会報で発表した。これまでは悪玉コレステロールを減らし心臓病を予防できるとされ、米食品医薬品局(FDA)は豆腐などに「コレステロール低下につながる」との表示を認めてきた。

 委員会は大豆たんぱく質について調べた最近の22件の研究を検討。多く摂取してもLDLは3%しか減少せず、善玉コレステロールや血圧には影響がないと結論づけた。大豆たんぱく質のサプリメントを多く摂取しても、心臓病予防効果は得られないとしている。

 イソフラボンについては従来、更年期のほてり、乳がん、骨粗鬆症(こつそしょうしょう)などに効果があるとされ、女性向けのサプリメントなどが出回っている。委員会はこれらの効果や安全性についても、確認できなかったとした。

 同委員会は00年に大豆たんぱく質を低コレステロール食品として推薦した経緯がある。今回の研究を主導したハーバード大のフランク・サックス教授は「大豆食品が健康的だという点に異存はない。ただ、不正確な研究を基に、心臓病予防などに効果があるとされていた点について見直した」と話している。

といっても健康にいい面が多いことは事実なので、あまりこういう報道に踊らされない方がいいと思います。


関連すること [予防について]

 健康な中年男性はコレステロール値が高いと高血圧症を発症しやすい、という研究結果がこの1月に発表されたそうです。
 高コレステロールが高血圧症のリスクを上昇させるということは逆にコレステロール値を正常にすることにより、高血圧のリスクが低下するので、脳卒中になるリスクも少なくなるということみたいです。

 それと、前にも書きましたが、高血圧症と2型糖尿病は脳卒中のリスクを上昇させます。、両者が合併すると、リスクは劇的に上昇するそうです。 

 食物繊維の摂取は、インスリンの効果や肥満に良い影響を与えるだけでなく、膵臓のインスリン分泌機能にも良い効果を及ぼす可能性があるようです。本来、日本人の食事は食物繊維を多く含んだ物が多かったのですが、食生活が欧米化したことにより、食物繊維の摂取量が減少傾向にあります。食物繊維をなるべく取るように少し意識を変えることがちょっとでも健康を保つ秘訣のようです。


脳卒中のリスクファクター [予防について]

脳卒中のリスクファクターは高血圧、糖尿病、高脂血症そして喫煙です。

少し勉強してみた。

で、なぜ危険因子かというと
高血圧
高血圧は脳血管障害の危険因子であることは多くの疫学的研究で明らかにされていて、血圧レベルが高いほど脳血管障害発症率が高くなることが知られています。さらに、降圧療法により著明な脳卒中リスクの低下が得られることが示されています。 

糖尿病
日本では、糖尿病患者の数が増え続けており、1997年に厚生省が行った実態調査では、糖尿病が疑われる人は690万人、予備群を含めると1370万人にのぼると報告されています。糖尿病患者における脳梗塞発症率は、非糖尿病群と比較して男性で3.3倍、女性で5.5倍高いそうです。糖尿病患者さんの、脳卒中の予防には糖尿病のコントロールだけでなく、高血圧も同時に管理することが重要だということです。

高脂血症

高脂血症の患者さんも増加しており、心筋梗塞とともに脳卒中のリスクファクターとしてどう対処するかが急務となっています。以前は日本では脳卒中の危険因子として高脂血症の関与は少ないものと認識されていました。これは、日本ではラクナタイプの脳梗塞(直径1.5cm未満の梗塞)が多く、高脂血症とより関連が深いと思われるアテローム血栓性脳梗塞(比較的大きな動脈に発症する梗塞)が少なかったためだと考えられます。しかし、最近の調査では、日本でもアテローム血栓性脳梗塞が増加していることが判明し、高脂血症の治療の重要度が注目されてきています。

喫煙
喫煙は日本人にもっとも多いラクナ梗塞の危険因子となっています。禁煙すると、脳卒中のリスクは禁煙後2年以内に急速に減少し、5年以内に非喫煙者と同じレベルになるそうです。

上記のものを2つ持っていたら可能性は高そうですね。
特に高血圧は最初にあげられるので、危険因子度も高そうです。



予防について ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。